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PCCS色相環







色に対するイメージや連想は、個々の日常的な生活体験や慣習、環境、あるいは性別や年齢などさまざま要因によって養われますが、多くの人の色に対するイメージや連想を調査すると共通するものがあることがわかります。

例えば、赤や橙、黄色はほとんどの人が暖かさを感じ、青や青紫は冷たさを感じます。

このように色には、暖かく感じる色と寒く感じる色があります。

暖かく感じる色を暖色系、寒く感じる色を寒色系と呼びます。その間にある暖色系ほど暖かく感じず、また寒色系ほど冷たく感じない範囲の色を中世色系といいます。

暖色系
寒色系
中世色系

 

 

 

赤、橙、黄など暖かさや熱さを感じる色を暖色系といいます。また積極的で活動的な印象を与えます。暖色系でも高彩度の色は興奮色とされ、派手で華やかな色のイメージを与えます。
青緑、青、青紫など寒そうな感じや冷たさを感じる色を寒色系といいます。寒色系は静かで沈んだ印象もあるので、一般に沈静色ともいいます。また、寒色系の低彩度の色は地味なイメージを与えます。 色相環で暖色系と寒色系の間に挟まれた黄緑や緑、またその対向に位置する紫などは、温感度をあまり感じない中間の性質を持った色なので、中世色系、または中間色といいます。

●明度と彩度について○

明度とは、色の明るさや暗さの度合いのことです。色の中で最も明るいのは白で、最も暗いのは黒です。灰色の場合は、白に近いか黒に近いかで明度が異なります。明度は、以下の3種類に大別されます。

高明度   最も明るい白から、白に近い明るい灰色
中明度   白と黒の中間の灰色
低明度   最も暗い黒から黒に近い暗い灰色

彩度とは、色みの強さや鮮やかさの度合いのことです。彩度の最も高い色を純色といいます。例えば、白や黒をまったく含まない鮮やかな色は高彩度、白や黒が多く色味はわずかに感じられる色は低彩度、間を中彩度といいます。

例えば、赤色系の場合、白や黒を含まない赤は高彩度、ピンク色は中彩度、パステルピンクは低彩度になります。

   
進出色と後退色

色には、実際より出っ張って見えたり、引っ込んで見える色があります。暖色系は寒色系より近くに感じるので進出色といいます。寒色系の色は実際より遠くに感じるので後退色といいます。低明度の場合は進出、高明度の場合は後退効果を得ることができます。

進出色
後退色

 

   
膨張色
収縮色

 

膨張色と収縮色

薄い色や明るい色は、実際より物を大きく見せるので膨張色といいます。純色の黄緑、黄、橙、赤なども膨れて見えるので膨張色とされています。黒や紺色は実際より収縮して見え、服を着用した場合などにスマートに見えるので収縮色と言います。

   

重い色と軽い色

同じ重さの物体でも色を変えることによって、心理的に軽・重感に変化が生じます。例えば、同じコンピュータを黒い箱と白い箱に入れてみると、たいていの場合、黒い箱の方が重く感じます。明度の高い明るい色ほど軽く感じ、明度の低い暗い色ほど重く感じます。

重い色
軽い色
   
強い色
弱い色

強い色と弱い色

彩度が高くて明度が低い色は強く感じ、明度が高くて彩度の低い色や中間色調などは弱く感じます。

   

派手な色と地味な色

彩度が高く純色に近い鮮やかな色や比較的明度の高い色は派手に感じ、彩度の低い灰色が入った濁色や明度の低いものは地味に感じます。

派手な色
地味な色

 

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